共白髪・・・♪

実家での手伝いを終え、帰り支度をしていると、ベッドに腰かけている父が、
心なしか、ムスっとしている。


挙句・・・

「リリーが来たせいで、いつもより動き過ぎた。 やけに疲れた。」

「リリーのせいで、食べ過ぎた。 お腹が苦しい。 」

「リリーのせいで、笑い過ぎた。 背中が痛い。」

と、なにやら、文句ばかり。

ちょっ、ちょっ・・・
こちらは休日返上して、ヘルプに来たというのにぃぃぃぃ~~(涙)


そんな父の「ぼやき」を聴いた母がつかさず、

「ちょっとちょっとパパ、日本語の使い方、間違っていますし、言葉が足りないですよ。

■リリーが来てくれたおかげで、元気が出て、つい動いてしまった。
 でも、心地よい疲れだ。 ありがとう。 

■リリーの手料理が美味しくて、つい食べ過ぎてしまった。 
 でも、心地よい満腹感だ。 ありがとう。

■リリーがいてくれると楽しくて、ずっと笑いっぱなしだ。 
 でも、心地よい背中の痛みだ。 ありがとう。


でしょ?」


すると父が・・・

「まぁ、言われてみれば、そうなんだが。 男は、そう思っても、素直に言えないんだよ。
そこは、くみ取ってくれよ、男のウィットだから。」

・・・と頭をかきながら言いました。


「ったくもう~、そんなところで見栄張らなくてもいいでしょう?
娘の前でくらいは、素直になってくださいな。」と、苦笑いする母。



こんな夫婦の会話が、つい最近交わされて。

なんだか、心がほっこりしました♪



ちなみに、父が介護認定を受ける際に語った当面の目標。

■妻とふたりきりの生活を、出来るだけ長く続けたい。
■妻とふたりで助け合って、いつまでも健康な生活を送りたい。

書類上でしか見ることが叶わなかった父の言葉でしたが、父の、母への想いを知り。

ふっと涙が出ました。


仕事人間で、ほとんど家にいなかった父でしたが、
晩年は、その時間を取り戻すかのように、母との時間を大切にしたいんだなぁと。



そして先日、ついに、父にも「要介護1」の認定が下りました。

父も、来年には90歳。
無理をして動き回ると、すぐに腰が痛くなり、立てなくなってしまうようになり。

2階の書斎&寝室と、1階のリビングの往来もままならないので、
1階に、母とふたりの寝室を作りました。

父は、昼夜逆転生活をする人でしたので、いつの頃からか、夫婦の寝室は、
別々になっていましたが。

今回、たぶん30年ぶりくらいに、また夫婦ふたりで眠ることになりました。


老夫婦ふたりきりの生活ですから。
眠る時も、互いが互いを、気遣う必要があって。
家族としては、それはそれで安心です。

願わくば、お風呂も一緒に入ってくれたら。 (苦笑)



週6日、ヘルパーさんが来てくださるとはいえ、89歳と82歳の夫婦ふたりきり。。。

日々の生活の中で、不自由なことも多いかと思います。
とにかく、他人さまには、人一倍、遠慮をするふたりですので、私たち子供達が、
そばに居てあげられたら・・・とも思います。


でも。。。
もう少しだけ・・・夫婦水入らずの時間、濃密な時間を過ごしてもらえたら・・・とも思います。


前向きに、顔をキリッと上げて、夫婦共々健やかに。

「労り愛」に溢れた両親を、傍らでそっと見守りながら・・・
共白髪まで添い遂げて・・・と願うばかり。

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